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#6瀬戸内の美しい色を探して PartⅡ
日本が世界に誇る紅葉の美しさをリネンにのせて

#6瀬戸内の美しい色を探して PartⅡ
日本が世界に誇る紅葉の美しさをリネンにのせて

国の特別名勝に指定された回遊式大名庭園(日本庭園)
ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンに三つ星で掲載されていることでも知られる名勝『栗林公園』。
江戸時代初期の姿を今に残す回遊式大名庭園で、国の特別名勝に指定されている庭園の中でも最大の広さを誇ります。
四季折々の美しさを醸し出す庭園美が魅力。
緑深い紫雲山を背景に六つの池と十三の築山を巧みに配し、四百年近い歴史を誇る江戸初期の回遊式大名庭園です。
春夏秋冬と四季折々の風物にも恵まれ、咲く花々は、千本の見事な手入れ松とともに、一歩一景といわれる変化に富んだ美しさを醸し出します。

秋には真っ赤に染まった紅葉が楽しめる
深緑のイメージが強い栗林公園ですが、秋にはあたり一面が紅色に染まります。
この時期になると紅葉狩りを楽しむ人たちでにぎわいます。
紅葉狩りは、満開の日が数日間しかないお花見のように慌ただしくなく、木々の移り変わりをゆったりと楽しむことができるのも魅力です。
そして、少し冷たい秋の空気は心と身体をリフレッシュさせてくれ、夏の疲れも一気に癒されます。

実は、日本の紅葉は世界で一番美しい
紅葉は日本だけでなく、海外でも見られる場所があります。
ただし、美しい紅葉が見られるのはたくさんある樹木の中でも落葉広葉樹だけ。
その落葉広葉樹が多く存在しているのは日本を含む東アジアやヨーロッパの一部、北アメリカの東部に限られています。
その中でも日本の紅葉が最も美しいと言われています。
欧米の紅葉が黄色を主体とした単色の情景に対して、日本の紅葉は赤や緑や黄色のコントラストが美しく、より情緒的で人々の心に響きます。
この美しさは外国からも高い評価を受けています。
そんな日本の紅葉は、大切にしなければならない日本の財産の一つだと思います。